企業寿命の短期化が言われるなか、このたび弊社が50周年を無事迎えることが出来ましたのも、多くの皆様方にご縁をいただき、そのご縁により、必要な知識や物事を見る目、さらには企業経営に立ち向かう気概というものをご教示頂いたお陰と深く感謝いたしております。
　50周年を迎え、座右の銘を「人の縁にて川を渡る」から「縁を絆に」に改めさせていただきました。今までは皆様方から受けた縁で川を渡らせていただきましたが、これからは皆様からいただいた縁を絆にしていき、人と人とを結ぶ懸け橋になれればと考えております。
　弊社は50年前にセメント、生コンを柱にスタートし、サッシ、屋根、壁、インテリア等の建設資材、また電気、空調、衛生等の設備資材、そして事務機器と事業を拡大してまいりました。
　40周年を機会に、大きいだけが良いことではなく、小さくても強い会社を目指すことに方向転換を図ってきました。さらに「コンクリートから人へ」と言われる時代を迎え介護事業に進出し、環境の負荷の軽減が問われる時代を迎え太陽光発電事業への参入に踏み出したところであります。
　「改革・行動・貢献」を社是として、小さくても強い会社を目指し、今日を迎えることができました。
　このような経験のなかから、企業は時代のニーズを踏まえ常に進化していくことが何よりも重要であることを学びました。これからは周知の諺に即実行の精神を加味した「温故創新」を掲げ、幅広く地域貢献のできる企業活動を展開していきたいと思いを新たに致しているところです。
　引き続き私ども菱甲産業グループに変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。